どうも、おくちでです。
2020年初の記事はアニメ鬼滅の刃の感想記事です。原作は週刊少年ジャンプ。2016年から連載をしていまして、2019年に2クールアニメとして放送されました。リアルタイム視聴はしていなかったのですが、某所で有名な嘘松という言葉が嘘滅になったり、嘘柱と呼ばれたり、なんJでも結構頻繁に話題に上がってきましてようやく重い腰を上げて視聴をすることにしました。視聴方法はamazonプライムビデオ!
わざわざこうやって記事に起こしているくらいなので、久々のヒットとなっています。未だ原作の漫画は読んでいませんがなぜ読んでいないのかも含めてお話をしようと思います。
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鬼滅の刃ってどんなお話?
一言でいうと鬼と戦う剣士のお話なのですが、その年月は1000年近くにも及んでおり主人公である竈門炭治郎(かまどたんじろう)が活動している時代は大正時代。時代背景が丁度西洋文化が入ってきたころなので色々と面白い部分があります。大正時代は15年ととても短い中で、日本の文化の転換期ともなっており、大正ロマンという言葉が今でも生きているようにハイカラな部分が多用にしてあります。現代になっても通用する部分が多数あるのが魅力的なところです。
さて、主人公である竈門炭治郎ですが、初登場時は13歳。炭焼きを生業としている家庭に生まれ、炭を売って生計を立てています。本来であれば父親がその役目をするわけですが、早くに亡くなっており長男であり後継ぎである炭治郎が下の兄弟たちを養うために働いているわけです。炭治郎は鼻が利くというちょっと変わった特徴があり、それにより相手の考えや位置情報などが把握できるのですが、1話の冒頭ではそれが彼にとって辛い現実を知りうるものとなってしまいます。
鬼滅の刃というタイトル通り、鬼を滅する話なので出てくる悪役は鬼です。炭を売りに町まで出た炭治郎が帰りが遅くなり近所のおっさんの家で一泊して翌朝自宅に帰ったら家族全員が鬼に惨殺されていました。その中で妹の禰豆子(ねずこ)だけがまだ体温があり、医者に見せるためにおぶって山を下りるのですが、その途中で禰豆子は鬼に変貌してしまいます。
鬼となってしまった禰豆子を人間に戻すために炭治郎は鬼と戦う鬼殺隊に入り、人間に戻る方法を探っていくのが本作品の目的となります。
原作を読んでいない理由
原作を読む手段がkindleの無料お試し1巻などでなかったのでアニメでしか今のところ視聴していないだけです。それが理由というとそうではなく、実際には別のところにあります。
この鬼滅の刃のアニメは非常に出来が良く、作画がとても綺麗でよく動き、演出も私好みなわけです。こういうの他にあったかな?と思うと進撃の巨人がそれに該当するわけですが、実は進撃の巨人も原作は全く読んでいません。この進撃を読んでいない理由は「原作の絵が嫌い」だからです。下手なんですよね。読んでいて読みたくなくなる絵柄なのでアニメと比較してどんなものんかな?と思って読んだら1巻の半分も読めなかったです。
去年の夏くらいに進撃の巨人が27巻くらいまで期間限定無料で読めたんですけど、全部DLしておきながら1巻すら読了できません。それくらいにあの絵が苦手。
さて、鬼滅の刃というとどんな感じなのか比較をしてみようと思います。
同じシーンをチョイスしてみました。別に原作がダメってわけじゃないんですけどアニメが凄すぎて原作がかすむんですよ。それくらいにアニメの出来が良いんです。当然作画だけでなく、声優さんも一流どころばかりでとても上手。感情移入しやすいわけです。
擬音の書き方や絵柄がどことなく東京卍リベンジャーを思い出させます。
原作の絵が嫌いなわけではなく、アニメが好きだから今のところはイメージをアニメで固定させておきたいので読んでいないというのが正確な理由です。進撃の巨人の場合はアニメは良かったと思いますが、話自体がそこまで面白いと思わなかったのでアニメも2期以降は全く見ていないのが現状。しかしこの鬼滅の刃は早く次が見たいと思う内容でした。
原作を2巻まで購入して読んでみました。
まぁなんというかアニメの出来が非常に良いというのが一言目の感想。とても淡々とかなりハイペースで進むのですが、その分情緒が感じられにくいと思います。その情緒というか間の取り方をアニメで補完しているので余計に良く見えるのかなと感じました。話は基本的に同じですし2巻までの状態ではアニオリはないので、ストーリー的なものや名前を覚えるのは原作の方が楽ですね。
「家族」というもの
鬼滅の刃を視聴していて頻繁に聞くのは「家族」という言葉。家族であることの絆がどれだけ重要なのかというか、サブテーマにでもしているのかなと思うくらい随所に現れています。それの真骨頂が十二鬼月下弦の伍、累との戦い。
十二鬼月の説明は省きますけど、この累は人間時代とても体が弱く満足に歩くことさえ出来ない体であったところ、鬼舞辻無惨による鬼化で強靭な体と夜にしか活動できない人食いになってしまいます。それは累としては喜ぶべきものでしたが、当のご両親は嘆くばかり。最後には累を殺害し自分達も自害することを選択しますが、その根底にある意図を理解しなかった累に殺害をされてしまいます。
この累はそれ以降家族というものにこだわり、自身が十二鬼月になった後に逃げ惑う弱い鬼たちを言葉巧みに誘い偽りの家族ごっこに参加させます。この家族ごっこがまたひどい話でして、累の思い通りにならない場合は力により服従させるというもの。父、母、兄、姉であれば問答無用で命を投げ出し自信を守る必要があると自己中心的な家族愛を押し付けるものでした。
この対面としてあるのが、主人公炭治郎と禰豆子の兄妹愛。兄(妹)を守る妹(兄)の姿は決して強制されたものではなく、各々が自発的に行っているもの。累の家族として求めるそれが生き残った竈門兄妹にあったわけです。
この炭治郎と累との戦いはアニメ19話でピークを迎え、挿入歌である「竈門炭治郎のうた」とエンディングへつながる演出は何度見ても鳥肌が立つレベルの仕上がりです。
丁度良い動画があるので貼っておきますね。
累の力に対して竈門一族の家族の力が勝ったともいえますけど、20話では結局累は生きているという落ちはさすがに「インチキだなぁ」と思うような手法でした。
みんな何か鬼に対して抱えているものがある
これは登場人物、特に鬼殺隊に所属する人たちには何かしら過去に問題を抱えていた人が多かったりします。たまに語られない人物もいますけど、ほぼ確実に何らかのものがあります。
鬼殺隊自体、お国非公認ですしカッコいいからなりたいというよりは、鬼に復讐したいという人たちが圧倒的に多いのは事実です。
ただ鬼たちも元々は人間であることはとても重要な事実なのでそのことも考慮する必要があります。鬼殺隊の人たちは鬼を悪として見て、情けをかける必要はないと皆言いますが炭治郎は元人間であることを尊重してほしいと願うシーンもあります。実際炭治郎が倒してきた鬼たちには悲しい過去がある回想が用意されていましたし、それを感じ知ることが出来るのが主人公である炭治郎のみなのもまた良い所。理解されないながらも配慮をして欲しいと、死んでいく鬼たちに対して敬意を払うのはとても感動をします。
鬼殺隊も家族?
これはハッキリ言っておくと、鬼殺隊のドン「産屋敷耀哉」の発言が気持ち悪いので好きではないのですが、お館様こと産屋敷が鬼殺隊のメンバーたちを「子供達」と呼びます。これにも意味があって言っていますし、お館様も病弱で短命なので色々と思う事があるので仕方ないのですけど、違う意味で鳥肌が立つ気持ち悪さがあります。
そういえば炭治郎の父親も病弱で床に伏せっているシーンがよく回想で出てきますけど、その割には子供を六人も作っているわけである意味元気なのでは?と思ってしまいます。お館様も双子がいますけど4人子供いますしね。そっちは強いのだろうか?
勝手に思っていること
これはアニメ26話のみを視聴した中で私が勝手に思っていることなので、全く正しい事ではないですし、大ファンの方や設定厨の方からは目の敵にされるものですけど、原作を読む前にこの考えだけはまとめておきたかったのであえて書いておきます。
炭治郎の柱に関して
鬼殺隊の隊長クラスを「柱」と呼び、各柱は自身の得意とするものを柱の前につけています。水柱や恋柱、亡くなった花柱などの事です。
炭治郎は主人公なのでいつかは柱になるのだと思いますけど、19話の累との戦いで竈門家に伝わる演舞による火の呼吸である意味目覚めた炭治郎を見ておおっとなるわけですが、その後に蟲柱である胡蝶しのぶに「炎(えん)はあっても火はない」と断言されています。
この場合の言い方としては「火柱はない」ということです。
ただ炭治郎が父親から受け継いだものは演舞だけでなく、日輪の耳飾りがあります。鬼は日の光に弱いわけですし、火を扱う竈門家の演舞は実は火ではなく、日の演舞だとしたら?と変に考えてしまいます。
私の今の考えとしては炭治郎は将来的に「日柱」として鬼殺隊をリードしていくのではないのかなという事です。柱自体作中では
- 炎柱
- 音柱
- 恋柱
- 蟲柱
- 水柱
- 蛇柱
- 風柱
- 岩柱
- 霞柱
- 花柱(胡蝶カナエは死亡済み)
- 鳴柱(引退)
と11の柱があります。柱は種類が決まっていてそれを引き継いでいくものかと持ったら、花柱の胡蝶カナエの妹である胡蝶しのぶは蟲柱です。もちろん炎柱や水柱のように継承されているものもありますけど、全てがそうではなくオリジナルのものでも力さえあれば柱になれるのかな?という印象を受けます。そういう所から炭治郎さえ強くなれば日柱も十分考えられるのではないかな?と思っています。
実際どうなんかなー?と思いますけど、ジャンプ漫画特有の血筋的なものが何かしらこの後影響してくるのではないかなと思っています。竈門家が誰に何を約束して守り続けてきているのかというのが何かの伏線ですね。
炭治郎と禰豆子の絆は本当に家族としてのものなのか?
あーあ、言っちゃったよと思いますし、それは限りなく可能性は低いのですけど考えられなくもないという部分。ただ一応私としての考えは炭治郎から禰豆子に対しての気持ちは兄から妹というものですが、その逆である禰豆子から炭治郎への気持ちはそうではないのでは?と思っています。
鬼舞辻無惨が多くの人々を鬼化しているのは何か目的があるわけですけど、その中で不幸に見舞われた人生を助けてやろうという部分がたまにあります。累がそれですね。
もしかしたら無惨は生きることに不満を感じる人々の前に現れ鬼化しているのではないのかな?と思ったりしています。もちろん作中で無差別に鬼化させるところ(浅草編)でありますけど、もしかしたら禰豆子のそんな考えを拾いに来たのではないのかな?と。ただ竈門家襲撃に関しては一家惨殺ですから可能性は限りなく0に近いといえます。まぁいかがわしい本ばかり読んで成人したおっさんの考えですから「バカなことを考えるやつもいるもんだ」と流していただければ幸いです。
気に入らないところ
鬼滅の刃自体はとても面白いですし、これからも続くことを期待する作品ですけど全てを受け入れられるかというとそうでもないです。
少年誌特有の空気を読まない寒いギャグ
この寒いギャグが随所にちりばめられており、クスッとできるシーンとふざけてんのか?と思うシーンの二つになります。そのふざけてんのか?と思う部分が割と多い。そしてそのシーンが大抵シリアスで真面目な部分なのに入れてくるものだからうんざりする。
個人的にその真骨頂が浅草編で炭治郎が珠世と真面目な話をしている最中に愈史郎が心の中で言う「今日も珠世様は美しい」などの部分。全くの不要ですし、何言ってんだこいつと思う所。玉世に対する想いはわかりますが、炭治郎との真面目な話を遮ったりするのは邪魔でしかありません。なので浅草編は色々と伏線がありそうで見直しておきたいところではありますけど、愈史郎がイライラするので見返していません。
全体的にのんびりしているシーンなら日常回的にみられるので良いのですが、それをあえてここでやるの?というのが嫌です。なんなら浅草編のうどんを食べ直すところも不要。まぁ店主的にはうどんのつゆ飲んでまずいから丼ごと落とされて食い逃げされたと思っているわけなのでそれの挽回の意味合いもあるのですけどね。
柱の裁判が嫌
累の討伐後に炭治郎と禰豆子は鬼殺隊の本部でその進退を柱たちの裁判にゆだねることになるのですけど、このシーンが何かとても嫌。柱たちが圧倒的な力を持っているのはわかりますけど、この柱たちは団体行動があまり得意ではないのか意思疎通の取り方や考え方が異様。見た目も柱として派手な出で立ちにされていますけど、全てにおいてなんか嫌。比較的地味に見える胡蝶しのぶと冨岡義勇がある意味癒し。
歴戦の猛者なので一癖もふた癖もあるわけなのでそれでいいですし、初登場のイメージづけとしては間違っていないのですけど個人的に嫌いです。
名前を覚えるために3回くらい見ましたけど、その後の禰豆子に対する不死川の行動が嫌で仕方ない。
鬼滅の刃グッズが手に入らない
物凄い欲しいわけではないのですけど、フェイスタオル良いなぁと思って行ってみるとこの張り紙。人気なんだから仕方ないよねと思ってメルカリを除くと転売品が山のように出てきます。うーん、こういうのって何とかならないのかな?
鬼滅の刃を無料視聴するには?
冒頭でも申し上げた通り、Amazonプライムビデオ。
プライム会員なら無料で26話まで視聴可能です。(2020年1月現在)
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この機会に是非お試しください!
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