どうも、おくちでです。
以前にというか遥か昔になるわけですが、とある魚屋の紹介をしたことがあります。
上記の末廣さんという魚屋です。魚屋というか刺身を目当てに探してたどり着いたお店なわけですけど、それから色々と紆余曲折があり魚屋開拓をしている中でようやくの終着点にたどり着いたという所になりましたのでご紹介をしたいと思います。
ただ予め断っておきたいことがありますが、あくまで主観的な問題であり人によってはそうでもないという話でもあるので参考程度にとらえてもらうと良いかなと思います。同じ魚屋で刺身が売りだとしても系統がかなり異なる所があります。その異なった部分が自分にとって合っていたという話です。
特に大事な部分が「ブレ」が少ないという点だなと思っています。
魚政さんの場所
〒430-0851 静岡県浜松市中区向宿3丁目3−5
053-461-1528
金、土、日、月 営業15:00~
この魚政さんというお店はグーグルマップで検索している際に見つけたお店で、刺身に関してはかなりレベルの高いものを出してくれるとの口コミから自身で伺って確認してみたお店となります。営業時間が15時から、そして火曜日から木曜日は休みとなっており週末重視の営業となっています。
この魚政に限ったお話ではないのですが、基本的に飛び込みで行くと予約している分とかち合ったりして結構待たされる場合があります。なのでリピートをする場合には電話予約をすることをお勧めします。その際に受取時間も指定できますので無駄がなくなります。
品数はどれくらいあるのか
これは先に紹介している末廣と異なる所があり
こんな感じで店頭に手書きのホワイトボードがあって今日のラインナップが表示されています。これがその日の仕入れ具合を表示しているのですが、電話注文の場合はこれがわからないので電話口で確認する必要があります。「今日〇〇ある?」と聞くだけで良いわけですが、これがファーストコンタクトになる場合何があるのかわからないのでまずは時間がかかっても1回目は店舗に行ってから注文することをお勧めします。
魚政の場合基本的にばちまぐろと本マグロがあります。本マグロは赤身や中トロ、大トロの他に小トロという聞きなれないのですが何となく理解できそうなものもあり、わかりやすくなっています。その他の刺身に関してはほぼ毎日あると思ってもらって問題はないです。(たまに売り切れはありますが)
金額はスーパーで同等レベルのものを購入するよりは安価ですが、末廣と比較すると若干高めといった具合。ただこれは後述しておくこともあるので値段だけで左右はしないほうが良いかなという所。
実際に注文した刺身
上段が本マグロの赤身、下段左がネギトロ。右が鰺のたたきとなります。
マグロの赤身は熟成がなされており、柔らかさの中にマグロの旨味を感じることが出来ます。
ネギトロはネギがないだろ?となるのですが、これは中落ちからねぎとられた本物のネギトロであり脂を混ぜ込んだよく言うネギトロではないんですね。このネギトロにも種類があり脂多めのものがあったりとその日によって選べたりします。
鰺のたたきはこれは季節ものですが、この鰺のたたきがまた美味しいんですよ。青魚独特の臭みはなく、刻んだ生姜とネギがまた良く合っていて鰺の脂も申し分ないです。これベースに味噌でも混ぜてなめろうにしても良いかなと思うくらい。
上記のように複数種類頼むと盛り込みになるのですが、別皿にして欲しいと言えば別皿に分けてくれるので安心してください。私は気にしないので盛り込みでお願いしています。
こちらは左側がバチマグロの赤身。本マグロに比べてあっさりとした口当たりですがマグロ自身の旨味を存分に味わうことが出来、本マグロと比較して若干リーズナブルとなっています。
右側上段がブリ。このブリが脂のノリがとても良く甘さを感じるほどで美味い。ブリにありがちな脂のくどさはなく美味しく食べられます。
右側下段が小トロ。この小トロ、内容的にいうと中トロより少し脂が少ないという点と若干硬さがあります。筋が多い部分なのかな?という具合ですが脂の旨味は十分に感じられますし、食べにくさはないので美味しくいただけます。
こちらはバチマグロの赤身単品。ぶっちゃけ本マグロじゃなくても良いかなと思うくらいに美味しいです。これはうちの長男が大好きで一皿くらいなら軽く食べてしまいます。
魚政の特徴
これが一番大事なところなのですが、ここの刺身は一切れの大きさがかなりあります。ぶっちゃけ1人前でも2人前レベルの量です。なので魚政では半人前からの刺身の注文も可能です。お値段も半人前なら半額になりますのでバチマグロの赤身であれば4~500円という所。これなら全然いける金額帯。
この半人前の注文方法は複数種類の盛り込みにも可能で大トロ食べたいけど1人前は多いなぁという時や、ちょっと豪華な刺身を入れておきたい時などに重宝できる方法です。これは便利ですし、部位指定ができるので当たり外れ(ブレ)といったものに該当しないのは個人的にはありがたいです。
先に紹介した末廣は割とこのブレが発生します。
魚政ではほかの魚屋同様に手作りの総菜が並んでいます。これは日替わりとなっていて行く曜日によってメインに並んでいるものが異なります。なお私は総菜には興味がないので購入していないのですが、口コミを見る限りではかなり評価が高いです。お値段も安くて手を出しやすいというのも良い所です。
注意点というか一般的にあるあるな話
魚政も末廣同様に新しいお店ではないという所が注意点でしょうか。前にも申し上げたことがありますが、スーパーの綺麗な陳列や店舗状態をイメージしていくと驚く場合があるかと思います。私的にはこのくらいというかよくある話程度の事ですが、これを苦手とする方もいると思います。
これをダメと見ると弁解する余地もないわけですが、変えたくても変えられない事情があるという事をある程度理解しておく必要があるかなと思います。あまり突っ込むとお店にも失礼ですし、世の中そんなにうまく何でもかんでも変えられないのは仕事をしている方ならよくわかる部分かと思います。そういう事情の話でしょう。
ちなみにこの魚政に行くようになってから末廣には足を運ばなくなりました。自宅からは遠くなるので不便といえば不便なのですが、それを上回る納得の刺身が食べられます。個人的に一押しです!