どうも、おくちでです。
私は小さい頃から父親の影響もあって、刺身が大好きです。魚が好きというわけではなく刺身が大好きなのです。大事なことなので2回言っておきました。
なので煮魚や焼魚はそんなに好きじゃないですし、とりあえず刺身を出しておけば文句は言わないという人間だったりします。刺身というとスーパーの刺身から地元の魚屋さんの刺身までいろいろありますし、漁港が近い方や漁師の方だったりするとそれ以上の楽しみがあるかなと思います。
今回はある日、父が「美味しい刺身を食べてみたい」という一言から出会いが始まった「末廣」という魚屋さんのお話です。
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末廣さんの場所
今回は良い意味でご紹介なのでお名前も場所もしっかり公開しておきます。
住所 〒431-3122 静岡県浜松市東区有玉南町1745
電話番号 053-472-0055
営業時間 10:00~18:00(月曜日定休)
大女将が引退をしまして、午前中の営業は無くなりました。午後は早くて13時から。遅いと14時半か15時くらいからの回転となります。これによりできる限り予約してからお店に伺う方が良くなりました。
遠州鉄道の遠鉄自動車学校前駅から徒歩で2,3分くらいです。駐車場は5~6台分くらい止められますけど、夕方の時間はかなり混雑しますし通りの車も増えて出入りが大変なのでご了承ください。なお、飛び込みで行くと待ち時間がとても長くなるので電話で予約をして、受取時間を指定したほうが無難です。
品数はどのくらいあるのか?
魚屋なので魚に関しては一通りと思うのですけど、ここは刺身を買う所という認識で皆さん居るのか、鮮魚の購入という感覚ではあまり利用されていないように感じます。
こんな感じで刺身の金額と用意できるものが掲示されています。これは消費税が8%時代のものですけど、10%になったら持ち帰りだから8%のままなのだろうか?よくわからん。ただ10%になったとしてもお値段は安いかと思います。
この末廣さん、午前中は大女将が一人で店番と対応をしておりまして、午後からは2代目の息子夫婦が対応をしてくれます。午前中は仕入れなどを行っているのでしょうね。2018年には浜松市でも有名であった先代が亡くなられています。そろそろ1年が経過した頃かな?
この先代は本当に優しく仕事熱心で寡黙な方で、最後の最後まで調理場に立たれて仕事をされていました。今でも先代が切り出してくれた刺身の美味さを超えるものには出会っていません。
口癖の「もうスーパーの刺身食べられないだろ」と笑いながら言ってくれたのは忘れられません。先代の目利きで仕入れた魚を熟成させてから刺身にしてくれており、新鮮さだけではなく魚の旨味を知ることが出来たのは間違いなく末廣が初めてでした。
さて、その2代目になったのですが味が落ちているわけではありません。ただ先代の思い入れが強すぎるのでこういう老舗のお店の場合はよくあることだったりします。代替わりしても基本姿勢は変わりませんし、安く美味しい刺身をいつでも用意してくれるので定期的に通っています。
この写真を撮ったのは16時くらいでして、だいたい午後は14時を過ぎたあたりから手作りのお惣菜が並び始めます。このお惣菜の中でぜひとも食べてもらいたいものが
この中央にあるカレイの唐揚げ。骨までさっくりと揚げられており、スナック感覚で食べられる軽い塩味の唐揚げ。黄色っぽいのはアジフライ、右下にあるのはマグロの竜田揚げです。どれも安くて美味しい。子供達を連れて竜田揚げをおやつ代わりにあげたりするくらいです。
注文した刺身
ここからは写真が残る範囲で刺身の説明をしておきます。日付がかなり曖昧なのでご了承ください。一応すべて2019年のものです。
こちらはマグロとカツオの盛り合わせ。400×2の消費税なので864円です。カツオは注文する時間にもよりますけど、一匹を丸ごと捌くところから切り出してくれます。言えば腹側、背側、皮ありなしの指定もできますけど、大女将が曲がった腰でカツオを持ってくるところを見るとあまり細かく指示はしにくいです。ですが、大女将の切り出してくれる刺身は厚切りで形も良くとても美味しいです。
適当にお任せで盛り合わせ1000円(税込み1080円)で注文したもの。カツオっぽく見えますけどマグロです。真ん中にあるカンパチ?が割と日がギリギリっぽいレベルの熟成魚で少し不安でした。まぁ味はいいんですけど、この日を境に盛り合わせは注文を避けています。当たりはずれがどうしても発生してしまうのでこの辺りはご愛嬌ですね。
こちらはネギトロとマグロの刺身です。それぞれ400円の消費税で864円です。ネギトロはおそらくですけど既製品かな?いやわかんないですけど。ネギトロは食べやすいみたいで子供達が大好きな一品。もちろん刺身も大好きなので私が食べているものを欲しがるのでほとんど食べられることもあるくらいですけど。
こちらは先日初めて2代目に切り出してもらったマグロの刺身2人前。まぁまぁボチボチの部位が回ってきたかな?という具合。ただ先代や大女将に比べるときっつけがまだまだかな。どうしてもドリップが多く出てきてしまう感じ。この辺りは時間の経過とともに変わるでしょう。
そしてこれは忘れもしない大当たりの日です。
鰹の初物が入った日にマグロと1人前ずつ盛り合わせにして貰いました。この鮪が全て中トロレベルの大当たり。カツオも一匹丸ごとを捌いてくれた新鮮そのもの。大女将担当の午前中に切り出してもらってお昼ごはんに八海山のワンカップと共にいただきました。この日の味は相当良かったです。
マグロだけ買いに来た母とお店でばったり出会ったのも良い思い出。
子供を連れて実家に遊びに行った際に、今日はお刺身を買いに行くけど欲しい?と聞かれたので遠慮なく買ってもらいました。
こちらはマグロ1000円分。脂が乗っていて今日は当たりかなという具合です。ただ母が言うには店内には出来立てのカツオのたたきがあったりと、電話注文でマグロだけ頼んだことをかなり後悔しておりました。電話予約しないとかなり待たされるので仕方のないところです。長男と次男が半分以上食べるというトンデモな出来事もありましたけど、好きなものをたくさん食べてくれるのはいいことなので仕方ないですね。
太刀魚のフライも買ってくれました。このフライですけど、前に買ったアジフライはヘルシオでさっくり加熱しましたけど、今回は面倒だったのでそのまま食べてみました。時間が経過してもサクッとしていて温め直しはいらないかなという感じ。とても美味しかったです。5枚貰ったのですけど、長男と次男でほぼ食べつくされました。
そしてもう一つは鎌揚げシラス。このシラスがふっくらとして柔らかくて美味しいです。ご飯にのせて醤油を適量たらして食べると最高です。スーパーで買うものとはやはり違うなぁという感じ。
魚屋だからこそあるメニュー
これは何かと言いますと、切り出しです。
刺身を用意する際にどうしても余分な端の部分が出てしまい、そこをカットしてきれいな刺身を用意します。その際に発生した切れ端が切り出しです。この切り出しは若干筋があったり、サイズが小さかったりしますけど、味は同じですし鮮度の具合も変わりません。
この切り出しの生食可能な部位が300円で売られており、これだけを購入しに来る人もいるくらい。だって同じ刺身ですもんね。安くて美味しいですし量もたくさんあります。
また生食が難しいであろう筋が多めの部位に関しては大きな袋いっぱいに詰めて100円で売られています。これは煮つけにしたり、唐揚げにしたりと用途はたくさんあります。すり潰してマグロハンバーグなどにも良いですね。タイミング的に売り切れの時もありますので、刺身の切り出しも加熱用切り出しもあれば買っておくくらいにしておく方がよいかと思います。
一つだけ注意点がある
この末廣さん、ここでは書きませんけど一つだけ注意してほしいというか理解していないと購入できない部分があります。これにより私の妻は一切末廣の刺身を食べない位だったりします。言葉を濁して言いますけど、スーパーの綺麗な陳列や店内になれている方だと少しだけ疑問に思うかもしれません。
行って確かめてみると良いかなと思います。
※お店の入り口が改装されて店内が綺麗になりました!
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