【梶尾省太】ゴールデンゴールド6巻の感想【漫画】

ゴールデンゴールド6巻表紙 漫画感想
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約1ヶ月ぶりの更新。夏のアニメがいまいちピンとこなかったので全然視聴すらしていないですし、感想も書く気がなかなか起きなかったので見送りとしています。

ただこのゴールデンゴールドだけは外せませんのでしっかりと読んで感想を書いています。

5巻までのあらすじ

広島にある架空の離島、寧島にて繰り広げられるサスペンスのお話。主人公は中学生の琉花ちゃん。ある日海岸で拾った奇妙なものが突然自身の願いを叶えてくれるわけですけど、その願いを叶えてくれるものの姿がまた不気味だったりします。

琉花ちゃんの願いはただ一つ「アニメイトが寧島にできますように」ということ。この願いの裏にはひそかに恋心を抱いている男子生徒の〇〇君が高校から本土に行ってほしくないからという願いが込められているのですけど、その願いを叶える方法がとても不気味なんですね。

読むたびに新しい発見があったりと、伏線が山のようにちりばめられておりそれらを繋げていくことも面白く、なかなか読みごたえのある漫画です。

まずは1巻から。試しに読んでみて欲しい漫画です。

おくちで
おくちで

単行本の新巻発売日あたりになると無料で読めますので今ならちょうどいい時期かも!

新しく現れた2体のカミの特徴

マザコン刑事が頻繁にやってきたり、小説家の黒蓮さんが早坂邸の宿を出て寧島で1人暮らしを始めるところからスタート。早速近所の人にパチ屋の誘致説明会に誘われますけど、そこに新しく現れたフクノカミの友達みたいなカミが2体現れます。

細長い耳たぶが特徴のカミ、もう1体は首から下がる2連の数珠が特徴のカミ。

この説明会は会社側と住民側に分かれていますが、この2体のカミは協力はせず二手に分かれているのです。ひとたび力を発動させると持っている能力の違いは歴然としますが、マザコン刑事言っていたように耳たぶが長い方を「ヒトノカミ」、数珠の方を「カネノカミ」と呼ぶことにします。

ヒトノカミは人の心情を訴えることで人を動かすことが出来、カネノカミは金の力で人を動かそうとする相反する能力。このパチ屋建設の説明回はそれがわかりやすく表現されているシーンでした。

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琉花ちゃんの涙

一方の主人公である琉花ちゃん。自分の願いによって寧島に住む人たちの考えを変えてしまったことを嘆いています。特に祖母と恋心を抱く及川君にです。

祖母に対しての対応は5巻で母親に窘められたことで諦めていますが、及川君に関しては特に何もできず流されるまま。当初の目的である及川君が寧島に残ってもらえるための「アニメイト建設」という願いがアニメや漫画が大好きだった及川君自信を変えてしまうとは予想もできない事でした。

そんな琉花ちゃんの恋心を知ってなのか、おばあちゃんに買収された岩奈屋の娘が余計なことをして出しゃばってきます。及川君を奪おうとしているのか、それとも焚き付けて琉花ちゃんとくっつけようとするのか、いったい何がしたいのかわかりにくい所ですがあの父親の娘らしい下品な感じのかかわり方をしてきます。まぁ岩奈屋を買収された恨みでもあるのかもしれないですけど。

どの漫画でもある恋には疎いというか鈍いタイプの男のである及川君。岩奈屋の娘に言われてようやく琉花ちゃんのことを意識するようになります。ただ琉花ちゃんはそんなことをして欲しかったわけでもないですし、今の及川君は自分の好きな及川君ではなく、1人だけ違う世界にいるかのような感覚で泣きながら自転車をこぐ姿には同情してしまいます。

寧島全体の変化

たったの数ヶ月で急激な発展を遂げた寧島。当然その影響は表れているわけで、住民の安息の生活は奪われていくことになります。監視社会とでもいうのかありとあらゆるものをチェックされ、ちょっと車の中で話していただけなのにマザコン刑事と黒蓮さんが逢引しているとネットに上がられたりとギスギスした感じになっていきます。

これまでの寧島の変化はフクノカミによる商売繁盛から始まったのですけど、前述した及川君への気持ちを終わりにしようとした琉花ちゃんの考えのせいで、自宅のコンビニの状況が一変します。これまでは常に人でごった返していた店内がガラガラ。これまで何もかもが上手く言っていたのに、おばあちゃんも疲労がたまっているのかお疲れ気味。

琉花ちゃんが悩み悩んでいるところに、久々にフクノカミが登場。その姿はやつれて今にも消えてしまいそうな感じ。フクノカミの充実は琉花ちゃんの気持ち次第という事がこの後判明するのですけど、その気持ちはアニメイトの熱望ではなくその根底にある「及川君と一緒にいたい」という願いの方にあります。これが弱まってしまうとフクノカミの力も弱くなり、何もかもが上手くいかなくなってしまいます。

しかしいったん気持ちが戻り、今まで以上に強くなると状況は元通り。コンビニはあっという間に大繁盛。全てが上手く回り始めます。フクノカミもやつれていた姿からツヤツヤのふくよかな姿に元通り。わかりやすい表現でとても良いところです。

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悪い流れを維持したままフクが集まっていく

フクノカミの力は基本的に寧島にいる人たちが寧島で何かを行う事に対して大きな福となって帰ってくるのですけど、それを寧島の外に出そうとするとすべてを失います。外からやって来たニシ君と呼ばれるメガネのおっさんは島の人たちのそんな気持ちを汲み取って外部への投資を進めたらみんな大損。

自身も今まで持っていたフクを失う事になり、フクノカミからの無言の圧力で島を去ることを決意するくらい。久々にあのでっかいウデムシみたいなのが登場してきた心が躍りましたけど、そこまでバイオレンスな内容はなかったのがちょっと残念。無駄な殺生はしないんですねぇ。

寧島の発展は急速に進みますけど、各部の調整は全くできていないまま暴走的に進んでいます。それが新しく現れたヒトノカミとカネノカミの付け入る所なのかもしれないですけど、力のバランスはカネノカミの方が今は強い感じ。6巻最後ではビルの屋上からヒトノカミがカネノカミに落とされるのですが、これは今後起こる何かを暗示しているものだと思っています。

この漫画は伏線大好きですからねぇ。次はまた半年から7ヶ月後かな?

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