どうも、おくちでです。
新しい漫画を知るきっかけはkindleの無料漫画本です。↓リンク。
特に講談社系の大盤振る舞いが凄くて無料で1巻丸ごとだけでなく、漫画によっては3巻くらいまで無料でもらえるものがたくさん存在します。今回紹介したくて仕方なくなった漫画もこの無料1巻で手に入れた漫画でした。今まで存在すら知らなかったのですが、一度読んだら止まらず全巻一気に購入をしてしまったくらいです。
まぁ無料で配って残りを買ってもらうという手法に見事にはまったわけです。損して得取れってやつかな?
ワンクリックで購入できちゃうから、続きを本屋まで買いに行かなくてもすむしね。
そうそう、電子書籍なら新巻発売日になった瞬間にDLできるからすぐに読めるのも良いよね。
ちょっとだけ残念なのが書店の特典とかつかないことくらいだよね。
それでも物があふれかえるよりは良い!スマホ一つでどこにでも持っていけるからね。
そんな無料漫画を読んで今まで出会ってきたものは
- ドメスティックな彼女
- りぶねす
- 銀の匙
- 清野とおるの漫画(壇蜜さんとの結婚おめでとう!)
もっとたくさんあるのですけど、特にお気に入りで勧めたくなるのはこの4つ。清野とおる氏の漫画はちょっと独特ですが赤羽に行きたくなる変な魅力があって面白いです。2019年11月22日に壇蜜さんとの結婚をされたという事でおめでたいところです。
このラインナップに新たに加えたくなるのがこちら
富士山さんは思春期
なんてことない漫画だよなと思っていましたけど、1巻を読んだら止まらなくなって全8巻まで一気読みしてしまいました。そんな富士山さんを今回はご紹介します。
富士山さんの登場人物
まずは主人公から
主人公は男の子、中学2年生の上場優一(かんばゆういち)君。身長162㎝。なんで身長が必要なのかは後述しますけど、部活はバレーボール部に所属している一般的な男の子。思春期特有の奇行を1巻1話でさっそく披露をしてくれますけど、それがきっかけでまさかこんなことになるなんてという感じ。
性格はとても素直で優しい。特に好意を持っている相手には尚更という感じです。
ヒロインとなるのは
こちらを振り向いている女の子、富士山牧央(ふじやままきお)さん。普段はこういう画像を一切使わないのですけど、今回はこの富士山さんの特徴を伝えたくてわざと使っています。
見てお分かりいただけると思いますが、富士山さんは身長が高い。中学2年の女の子でありながら181㎝という長身。部活はもちろんバレーボール部に所属していて、スポーツ推薦のお話が来るような優秀な子です。この背の高さゆえに男子からは敬遠され、あまり女の子らしい扱いをされていないのですけど、実は純情で一途な可愛い可愛い女の子です。ちなみに作中でも語られますがFカップという巨乳。大事なことなので赤字にしておきました。
この富士山さん、ラブコメではないです。よくある恋愛漫画のような付き合って、すぐトラブルがあって、仲直りして、その日の夜にはまた大ゲンカみたいな話はないです。我々が過ごしてきた青春そのものの時間帯で話は進んでいきます。変にくだらないイベントを差し込まないので読んでいて疲れないんですよね。
さて、ここで熱く語っておきますけど、私は背の高い女性が好きです。
しかし断っておきますが、背が高ければ誰でもいいわけではありません。高身長で肩幅が広く、骨太のデカい女が好きなのです。男性としては自分より背の高い女性とお付き合いするのは敬遠する傾向がありますけど、そんなの関係ないです。むしろ自分より彼女の方が目立って良いじゃないですか。好きな人を見てもらえるわけですから自分の身長なんて平均位あればそれでいいんですよ。(まぁ高身長の女性が嫌がるかもしれないですけど)
高身長でもスーパーモデルのような細身の女性は好きじゃないです。
私の妻は身長はそこまで高くはないですけど、骨太で肩幅が広く女性としては大きい感じ。決してデブというわけではなく、ガタイが良い女性なのです。
なるべくメジャーな作品から例えを上げてみますと
セーラージュピターが好きなんですね。セーラージュピターこと木野まことさんはまさに理想ともいえる存在。私の性癖すべてを備えており
- 高身長かつガタイが良い
- 巨乳
- 家庭的(料理上手)
- 将来の夢はお嫁さん(もしくは花屋、ケーキ屋)
- ポニーテール
という素晴らしい存在なのです。惜しむらくは2次元の女性という事でしょうかね。なかなか現実にはこのような女性には出会えないわけです。
さて、富士山さんはどうなのでしょうか?
- 高身長かつガタイが良い
- 巨乳
- 家庭的(料理上手)
- 一途
こんな具合ですね。一昔はポニーテール、もしくはヒロインはロングヘアーでないと認めない私でしたけど、
「僕らはみんな河合荘」を読んだらショートカットもありだなという考えになっています。この漫画も疲れる要素がなくて読みやすくて面白いですよ。
まぁちょっと語り過ぎた気もしますけど、私の好きなヒロイン要素が満載というわけです。
富士山さんは思春期ってどんなお話?
主人公、ヒロイン共に中学2年生。2人ともバレーボール部に所属。しかし男子バレーボール部は部員が3名しかおらず実質休部状態。よく女子の手伝いとしてボール拾いをしています。女子バレーボール部は富士山さんという存在もあってか、結構良い成績をおさめているので新聞で取り上げられたりと結構有名です。
主人公のカンバ君、富士山さんは幼稚園の頃からの幼馴染。小学校の低学年くらいまではよく遊んでいましたけど、そのうち自然と遊ばなくなって中学になってからはクラスも別なので話すこともなくなった関係でした。この2人の関係を男子特有の奇行(まぁ盗撮なので犯罪ですが)をする際に、富士山さんの立派な二つの富士山をカンバ君が見てしまったことが話の大きな転換点でしょうかね。まぁ1巻1話の冒頭なんですけど。そしてその1話の終了間際に勢いもあってか、カンバ君は富士山さんに告白をして付き合う事になります。
この付き合う流れが割とあっさりしているのですけど、読み進めると富士山さんがいかにカンバ君を想っていたのかがよくわかります。
付き合い始めた後は恥ずかしいからという事で、周囲には秘密にして2人だけで楽しんでいくことになります。大っぴらに公開すればいいのにと思うわけですけどこれにも意味があるんですね。
ふとしたことで分かること
富士山さんは高身長、巨乳で発育がとても良いのですけど実はけっこうネンネであり、ウブなので性的なことに関してはかなり疎い感じです。興味がないわけではなくわからないといったほうが良いかもしれません。対してカンバ君は男の子なのでそれはもう持て余しているわけですけど、その辺りの駆け引きが中学生らしくて面白いんですよ。なお富士山さんの富士山の頂点は見えませんし、洞窟も見えませんからそういう意味では期待はしないほうが良いです。まぁ見えなくて全然いいんですけど。
富士山さんは基本的に家族思いで優しいです。そしてカンバ君も優しく、人当たりも良い人物です。ただどちらかというと陰キャの色が強いのですが、作中では結構慕われている感じです。
1話で付き合う事になり、花火大会や運動会、富士山さんの休養(成長痛ですけど)などを乗り越えて2人の中は深まっていきます。年末年始のイベントはもちろん、バレンタインデーもあり、それぞれで富士山さんの可愛さが見受けられます。また日常回としては台風に巻き込まれて富士山さんの自宅に行ったり、雪が積もった日には富士山さんのおばあちゃんの家の雪かきを手伝ったりと、相手方の家族との交信もそれなりにあります。真面目で優しいカンバ君なのでみんなに気に入られていきます。
話を進めていくと、児童館のお話が出てきます。これは小学校時代に放課後児童館に集まって遊んでいただけなのですが、そこでカンバ君と富士山さんは毎日のように仲良く喧嘩もしながら遊んでいたという事でした。しかし、男の子もある程度の年齢になるとDSなどのゲームの方がよくなって児童館に来ることは無くなり、富士山さんは一人寂しく児童館で過ごすことになります。
幼稚園の頃からずっと一緒でずっと仲よく遊んでいたころからカンバ君のことが好きだったんでしょう。だから1話で突然告白されても大好きなカンバ君からの告白なので躊躇なく受け入れたのだと思います。この時にカンバ君は気が付いていなかっただけですが、富士山さんは小さい頃から一途にカンバ君のことを想い続けていたわけです。
修学旅行で公開告白
修学旅行という学生時代のメインイベントももちろんあります。というかそれがこの漫画のほぼ終わりを示しているわけですけど、今までの約1年、周囲にばれることなく付き合い続けていた二人は地主神社の「恋占いの石」をやることになります。歩くのはカンバ君ですけど。
目を閉じて石の間を渡るカンバ君。本来は石と石の間に行くわけですが、富士山さんの声をする方に進み、目を開けて大きな声で「好きだ」と告白するんですよ。富士山さんもそれを受けて「あたしもー」と大きな声で返事をしまして、周囲はそれを祝福するわけです。2人ともみんなに好かれている証拠でしょうね。
そこからは話が早く、隠れてあっちへこっちへ行く必要もないので堂々と2人で歩きます。そして富士山さんはこれまでの1年ではなく、小さい頃から想い続けていた気持ちを伝えてくれます。
こういうセリフを一度でいいから言われてみたい。カンバ君は富士山さんを女の子としてずっと扱って、大事に大切に触れてきたんでしょう。高身長を揶揄する言い方もしないわけでないのですけど、そこに悪意はなく優しさがあったのだと思います。富士山さんは結構そういう扱いをされてきていたのが作中では出てきますが、カンバ君だけは違ったのでしょう。
この後話は一気に終息になりまして、中学3年の夏で終わりとなりますが短いながらも心に訴えかけるものがとても多くて面白く、感動的なお話でした。この最後の富士山さんのセリフを読んだ時にはなぜか涙が流れてきたほどです。この漫画、短期間で何度も何度も読み返していますけど面白くて是非皆さんにお勧めしたいです。
オジロマコト先生の漫画はこの他に
の3つがあります。といっても、全部読んでいないのでカテキンから順番に集めていきたいと思っています。
うん、可愛い!
こういった漫画との出会いがあるかもしれませんので、kindle無料漫画コーナーも一度覗いてみてください!