どうも、おくちでです。
すでに記事に起こしていますけど、先日山形県に行ってきました。
大型免許を合宿にて取得してきたんですけど、教習のない自由時間に山形駅周辺をふらついてあれこれと食べてきたりした中で、やはり芋煮が一番美味しかったとの結論になりまして地元に戻ってきてから是非作ってみようという事でホットクックで作ってみました。
完成までの時間ですが、里芋の皮むきなどの下処理を考えると約1時間ほど。ホットクック自体の加熱時間は予熱20分、調理30分の計50分となっています。かなり早く簡単にできますよ。
醤油味の芋煮が好きだからではなく庄内の味噌味の芋煮を食べていないので味が良く分からんのですよ。
豚汁って言われたり飲めるすき焼きって言われたり、きのこたけのこ戦争みたいな感じだよね。
山形県のスーパーで見た光景
準備する食材の前に、山形県のスーパーに立ち寄った際に目についたものを先にご紹介。
これはヤマザワというスーパーの野菜コーナーの一角。この洗った里芋はどこでも売っていますけどこの大容量は初めてみました。屋外での芋煮会向けの食材って感じでそのまま鍋に入れるだけというのがとても便利です。また芋煮には外せないまいたけ、そして甘みの強い山形産の長ネギは鉄板です。
店頭には芋煮用の鍋やテントの無料貸し出しののぼりがあるくらいなので、山形県の芋煮は本当に文化として根付いているんですね。
そしてどこのスーパーに行ってもあるだししょうゆ。これは芋煮用なのか東北地方ではメジャーなのかわかりませんけど、私の地元では売っていません。これも地域差が感じられるコーナーでした。
何故かソースはブルドッグばかりでカゴメのソースはどこも置いてなかったのが気になりました。カゴメのケチャップはあったのに。
準備する食材
今回の分量は4~5人前となります。ホットクックでの調理なので普通の鍋で作る場合は水の量はご自身で調整をしてみてください。
- 牛肉(なるべく脂身の多い薄切り)…500g
- 里芋…500g
- まいたけ…一袋
- ごぼう…一袋(今回はささがきごぼうを使っています)
- 玉こんにゃく…一袋(白こんにゃくが手に入るならそちらの方が良いです)
- 芋煮用のタレ…100㏄
- 水…400㏄
その他余分な調味料は一切入れません。
この芋煮のたれのみの味付けです。
勧められてこれを買ったわけではなく何となくこれで良いかなと選んでみただけです。
結果としてこのたれがとても口に合っていましたのでよかったです。
ホットクックにセットする
ホットクックの内鍋に里芋を入れます。里芋はなるべく表面のぬめりを落としてから入れてください。ぬめりがあっても味には特に変化はないのですが、煮汁が濁る原因となります。
まいたけは適当に手でちぎって内鍋に入れます。
ささがきは水洗いをして内鍋に入れます。
玉こんにゃくは水洗いをしてそのまま入れます。半分にカットしてもOKです。
牛肉を入れます。
芋煮を初めて食べた時に感じたのは牛肉の旨味でした。場所によっては米沢牛を使っていてその旨味を芋が吸い込んで深みのある味になるところが多かったです。なので牛肉にはこだわったほうが良いかと思います。
ここに水400とタレ100を入れて蓋をします。
かき混ぜユニットありで煮物を作るで30分の時間でセットします。30分の加熱の前に予熱が20分ほど入りますので完成は約50分となります。
ホットクックで芋煮の完成
こちらが完成直後の芋煮。かき混ぜユニットを使っても里芋が崩れることはなく形は整ったままですので安心してください。鍋の壁面についてしまうごぼうはご愛嬌。沈めておきます。
完成直後の芋煮を味見してみました。
美味い!
芋は中までホクホクとして味も浸み込んでおり、その味は牛肉の脂をしっかりと受け止めているのであっさりよりはパンチの効いた味となっていて食べ応えも十分。ご飯にも良いですが、お酒のおつまみとしても合う内容となっています。
しかしこの味、どこかで食べたことがあるような?と思ったらすき焼きに近いんですよ。牛肉にこだわってその脂の味を他の食材に伝えるところも近いですし、この醤油ベースのたれの塩梅が上品なすき焼きに近いんですよ。そしてつゆはもちろん完飲できる濃さです。
正直なところ玉こんにゃくはなくても良いかなと思う。その分里芋をもっと入れて芋を食べる芋煮とした方が個人的には好みかな。
七味をかけたりしても良いですし、他の辛みを補う調味料を個人の好みで添加して食べても良いですよ!
ちょっとアレンジしてみた
私が山形で食べた芋煮で感動したのは
家庭料理おかさんで出てきた芋煮でした。透き通ったつゆは肉のコクがしっかりと出ており、飲んでいてもつゆを飲み干してしまうほどの美味さでした。このおかさんの芋煮はまいたけの他にりっぱななめこが入って入るので、私も真似して入れてみました。
石づきのあるなめこを買ってきましたのでこれをばらして軽く水洗い。
冷蔵庫で保管しておいた芋煮の入った内鍋になめこを入れて温め直しをします。
温め直しが終わったら切った長ネギを入れてひと回しして完成。
再加熱の状態なのでどうしてもつゆが濁ってしまうのが残念。やはり完成直後のものの澄んだつゆの方が美味しそうに見えます。それに味は元々しっかりと含まれているので再加熱により肉が若干硬くなったりする方がマイナスかな。それとなめこはなくても良いかなと思います。
なめこ入れるのなら加熱するのではなく適量を器に入れてそこに芋煮を入れて温めた方が良いかなと思います。
芋煮を作ってみて
芋煮自体の美味さはやはり里芋が一番の肝です。今回の里芋は父の家庭菜園で作られたもので、調理する当日の朝に収穫したものでした。山形の里芋はもっと大きく、そして柔らかさに特徴があって同等とは言えないのですけど、結果としては美味しくできたと思います。
そしてやはり牛肉に関しては少しこだわったほうが良いかと思います。それ以外には高い食材は使いませんので、すき焼きと同じように牛肉は少し良いものを使うと良いでしょう。芋煮の鍋には何を入れても良いと思いますが、主役は里芋なので白菜等の葉物野菜はいらないでしょう。
大きな鍋でたくさんの芋を煮込むほうが味が美味しくなると思いますが、ホットクックで作る方が圧倒的に楽なのでお勧めできるものとなります。庄内の味噌味も食べてみたいところですが、まずは醤油味の芋煮を食べて気に入ったら次へというステップに進んでみるとよいかと思います。
里芋は今が旬となりますので試しに作ってみてくださいね!
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