【流石景】ドメスティックな彼女24巻の感想 ヒナ姉との同棲開始!?

ドメスティックな彼女24巻表紙漫画感想
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どうも、おくちでです。

23巻の発売から早3ヶ月。24巻が無事に発売されましたので早速感想記事を書いていこうと思います。色々な漫画の感想を書いていますけどなんだかんだ言って感想を書きやすいのがドメカノの特徴。

この感想記事はネタバレの宝庫です。ただし作者へのリスペクトのために単行本内の画像は一切扱いません。

23巻のあらすじ

ルイに別れを告げられたナツオ君の心の傷をいやすために急遽行われた合コン。メンバーのセッティングが明らかに不自然で今後の展開が容易につく感じでしたけど、それはいつもの事なので仕方ないです。メンバーの女性陣にいるワルイオンナこと小椋海咲がこの23巻で大暴れをしてくれます。

詳しくは前の感想記事である↓を読んでいただければと思います。

読まない方にサラッと説明しておきますと、ワルイオンナは薬物中毒者であり販売者でもありまして、薬を抜いて真人間に戻ろうとナツオ君に説得されてそうしようとしたら、薬を売る元締めの連中に拉致されるという展開。そしてナツオ君の危険をいち早く察知して、ラマンのマスターにヘルプを出したヒナ姉。ラマンのマスターが助けに来たところで23巻は終了。

おくちで
おくちで

GEの頃もそうですけど割と軽々しく誘拐、監禁を扱うのでストーリー上シリアスになるはずなのに安っぽく見えてしまいます。

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誘拐監禁されたナツオ君はどうなったのか?

前述した通り半グレみたいな連中に誘拐されたナツオ君と小椋海咲。23巻はその二人をラマンのマスターが助けに来たところで続くでした。人数が結構いたのでマスター1人では苦しいのでは?と思ったのですが、超人レベルのマスターはあっさりと輩を倒して終結。その最中に気になった一言が

「あんたみたいに自己顕示欲の強そうな子はね」

それマスターが言うんだ。まぁこれは反社会勢力である場合はあまり表立って目立つようなことをしないほうが良いよという事なんですけど、少年誌で何を言っているんだい?って具合にしか思えないところでした。

おくちで
おくちで

流石先生がラマンのマスターを気に入っているのはよくわかるのですけど何か使い方が間違っているというかなんというか。オカマにそれらしいこと言わせておけば説得力があるみたいな使い方はどうなんだろうね。

ちなみにあれだけ引っ張ってマスターが救出しに来たお話は226話のたった1話で終了しています。ワルイオンナとの出会い自体必要があったのか疑問に思う展開でした。なお、その小椋海咲ですけど、自分で警察に出頭して後日釈放された後、ラマンでバイトして社会復帰を目指しながらバリスタを目指すとのことでした。

おくちで
おくちで

本当に必要だったの?このお話。

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ルイの話

ナツオ君と別れてルイは落ち込んでいるかと思ったら全然落ち込んでいない。心の底では何か思う所があるんでしょうけど、ナツオ君ほど見た目からはダメージを追っているとは思えない様子なんですね。女の強さというのか、振った側の利点というのか恐ろしいものですね。

アレックスが出てくるとかそういうのはどうでもよくて、同僚の梶田が急接近してきます。それこそ不自然なまでに。今までの経緯を見ればこの2人がくっつきそうな展開になるのは明白なんですけどここまで露骨に話が進むか?というくらいに接近してきます。この2人の関係は今後さらに進展していくのでしょう。

おくちで
おくちで

ただ見ていて面白いものでもないし、ナツオ君をあんな振り方しているような女は海の向こうでたまにはひどい目に合うと良い。

妻

出たね、主人公絶対主義。

話がそれますけどなろう系が受けるのは主人公絶対主義だからなんですよね。主人公に自己投影をして大活躍するのを誰しもが望んでいるから受けるんですよ。

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ヒナ姉の行動

ナツオ君がルイと別れてから何かと世話焼きをしたがるヒナ姉。もちろんそのおかげで誘拐監禁事件はあっさりと解決したのですけど、ここにきてもう一度同棲すると迫ってきました。部屋がないよというナツオ君には「押し入れで寝る」で押し切って同棲を開始。高校生の時は半同棲みたいな感じでしたから、大学生だし教師と生徒でもないしこれは2人の恋愛が最熱すると見えてとても嬉しい限りです。

そんな期待をしていてもなかなかそういう関係にはなりません。片乳丸出しで寝ていたり、脱いだ下着がその辺に放置されていたりと相変わらずのダラだったりしますけど、読者的にはこの甘い部分が良いんですよね。もっとやれというか押し倒せよと思いますが、その日暮らしを2人でしているとナツオ君が小説を諦めるという決断を下します。

まぁ思う事は色々ありますけど、ナツオ君は編集部の思惑で潰されたようなものなので編集部は訴えられたらアウトですね。先生の経験あってのお話なのだと思いますけど、とりあえず問題を投げておいて解決は知らないし、また別の問題をどんどん投げていく手法はどうなのかなと思っています。ラブコメとしては定番の展開ですけどね。

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芹沢さんが急接近

小説を諦めたナツオ君は演劇の役者を改めてやってみようと舞台に上がるための練習をするようになります。これが序盤は本当につまらないのですけど、芹沢さんが押し倒してナツオ君をものにしようとするところは積極的でいいなぁと思います。ただ肝心の舞台の練習のお話があまり面白くない。読むとわかるのですけど、ナツオ君は小説を諦めても結局また小説家に戻るような伏線があちこちに用意されていて本当に必要なのかわからない展開ばっかりなんです。

肝心の芹沢さんも舞台の役から恋中へと進展させる感じの流れで、これって夢が覚めたら終わるんだよねというメインヒロインである「ドメスティックな彼女」になれない芹沢さんが当て馬っぽく見えて仕方ないです。大学のサークルを家族としてドメスティックとするなら話は別ですけど、最終的に破れる恋であるのは今の段階から明白です。

それに巻末の次回予告では梶田、ルイ、ヒナ、ナツオ君の四角関係?とか煽る予告がありますので芹沢さんの恋が成就することはないでしょう。あったとしても初めてをナツオ君に捧げて傷心するくらいかなと思います。

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作者流石景先生のtweetと24巻のまとめ


いつも通りですけど、書籍の方が何かしらの特典があって電子書籍版にはこういう特典がないので残念に思う事が多々あります。仕方ない部分ですけど物を増やしたくないので電子書籍にしておくのが自分としてはベストだと思っています。コレクションしていてもドメカノは購入初日と次巻の発売前日くらいしか読まないので物としてあるのは邪魔になりますからね。

おくちで
おくちで

電子書籍のみの特典があるといいんだけどなぁ。まぁ電子書籍もあちこちであるからそれぞれの差別化も必要になりますから難しいですよね。

24巻自体の流れは小椋美咲の23巻ので出てきたワルイオンナの小椋美咲は不要でしかなかったという感想です。GEもそうですけど主要メンバーにかかわる人たちの反社会的行動に関してはとても甘いのが先生の特徴。GEの頃はラストでヒロインを監禁した男が弁護士になっているというトンデモ展開だったりします。なお、今回出てきたラマンのマスターにあっという間につぶされた反社の連中はラマンのマスターに呼ばれた本物の反社会勢力に連れていかれて海に沈んだものと思われます。

ルイの話も、ナツオ君の話も主だった進展は特になく別れてからの展開としては23巻も24巻も余分だったと思う部分があります。俗にいう足踏み回なわけですけどその足踏みが面白くなかったりするので残念だったりします。22巻のような劇的な流れがあると面白いんですけどね。主人公のナツオ君に恋人がいないからこんな具合にしか進められないんでしょう。編集者の力不足もあるんじゃないのかな?

ただ後でこの23巻と24巻に用意された伏線が出てくるのは明らかなのかと思いますので、通しで読む分には必要な話だったと思うようにしておきます。

ドメスティックな彼女25巻の感想はこちら↓

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