どうも、おくちでです。
先に申し上げておきますが、レビュー記事となるのでかなり痛辣な発言があります。ファンの方なら怒り心頭みたいな部分もあるでしょうけど、一消費者としての正直な感想である事をはじめに申し上げておきます。
乃がみの大ファンの方の場合はここでタブを閉じた方がよいかと思います
乃がみというパン屋のお話
まぁこれは公式のHPでも見ておいてください。
生食パンって何が生なの?って思いますけど、生キャラメルが流行った以降によく使われるようになった生〇〇の系統のものです。食パン自体焼き上げて作られていますから生と付くこと自体がおかしいんですけど、この場合の生は「柔らかさ」を表すものなので焼いてあるじゃねーかというのはナンセンスな発言になります。
日本語的にはおかしいわけですけど、意味合い的にはすでに確立されつつあるものなので深く考えないほうが良いと思います。
ちなみに生食パンをGoogle翻訳かけると「Raw bread」になります。Rawが生という意味になります。そのままですね。Plane breadというのはどこに行ってしまったのか?
購入したお店
今回は浜松市西区大平台3丁目29-1にあります、「乃がみはなれ浜松店」にて購入。
遠鉄ストアの真横になります。パンの焼き上がり時間の前になるとお見えの前に列ができ始めるので駐車場も必然的に埋まるのですけど、絶対に遠鉄ストアの駐車場には駐車しないようにしましょう。免許を持っている人間としての最低限のマナーです。それすら守れない方は車自体に乗らないほうが良いです。厳しく言うようですけど当たり前のお話です。
実際この大平台の乃がみでもこの問題はあるようで、今回購入した手提げ袋には
こういう手書きの駐車場案内の地図が同封されていました。間違いなくですけど、遠鉄ストアからクレームが来ていたはずです。心当たりのある方は自分の家の駐車場に見知らぬ車が堂々と止められている状態を想像してください。これは乃がみに限らず他のすべてのことに関して重要なお話です。
乃がみの高級生食パンを買ってみた
アイキャッチにもしていますけど、乃がみの生食パン。初めての購入なので1斤が良かったのですけど、焼き立て直後に行ってもすでに完売済みなので仕方なく2斤の食パンを購入。この2斤で800円の消費税ですから、食パンとしてはかなりどころか超がつくレベルの高級品。100円あれば1斤買えるものも存在しますからね。
なお焼き立ての食パンはすでに紙袋に梱包されていて、注文があったらそのまま渡される状態になっています。実際に本当の焼き立てではなく、焼いてしばらく置いて粗熱が取れた状態のものとなります。
購入した紙袋にはこんな紙が入っていました。
裏面にはこんな注意書きがあります。見てわかる通り焼き立てでは水蒸気が大量に発生してパンがべちゃべちゃになるという意味合いなのが見て取れます。なので少し放置して水分を飛ばしておくんですね。実際店舗にはその状態のパンが並んでいたりします。
ここでも自信をもっていっているのはそのままちぎって食べてくれという事。味付けなんていらない、食パン自体の味に自信を持っているから言えることなんでしょうね。
パン切包丁なんて家にないので適当にカット。なるべく耳の部分だけと思って薄く切ったらこんな感じになってしまいました。とりあえず味見なのでこれを家族4人で分けて、それぞれの感想を箇条書きにしておきます。
- 私…柔らかくしっとり
- 妻…柔らかくしっとり
- 長男…一口食べて放棄
- 次男…一口も食べない
こんな感じ。うちの長男はパンが大好きで、ヤマザキの食パンなんてそのまま喜んで食べる子だったので今回の乃がみは期待したのですが、いらない時の特徴である一口食べて誰かにあげるを速攻で披露。長男は気に入らなかったようです。
次男に関しては購入直後にパンパンいって要求したにもかかわらず食べない。気難しい2歳のイヤイヤ期なので仕方ない事かな?としておきます。とりあえずこの時点で期待はかなり裏切られたかなって具合でした。私と妻の感想もありきたりですし、ぶっちゃけこれ以外の感想なんて特に出てこないと思います。だって食パンだもん。
確かに美味しいですし、このまま食べられるものですけど面白くないんですよ。というわけでちょっと小細工をしてみました。
乃がみの高級生食パンを冒涜してみる
購入した後はお客様の自由でしょうけど、乃がみとしてはそのまま食べてもらう事を前提としているのか、かなり強気な発言がチラシにあるわけです。トーストもせずそのままというくらいです。
ですけど、甘みの強いこの食パンだけで食べ続けるのも割としんどいので魔改造というか冒涜というか、パンならではの改良をしてみました。
乃がみの食パンで作るハムチーズサンド
サンドイッチでは定番ですね。プレスハムとスライスチーズを挟んだもの。間に接着剤としてマヨネーズを少しだけ使用しています。これは長男が大好きなので改めて配膳をしてあげました。
結果としては一口食べて中身のハムだけ回収されて終了でした。
おかしいな?いつもファミマのハムチーズサンドなら喜んで一人で食べきってしまうのに。という感じでして思いっきり肩透かし。次男に関しては食べる?と聞いてもイヤイヤが発動してしまって近寄りもしませんでした。
まぁこれは乃がみに限ったことではないかと思いますけど、800円も払ったパンなのにねぇというのが正直な感想です。
乃がみの食パンで作るタマゴサンド
食パンの切り口がガッタガタなのはともかくとして、妻がこのために用意してくれたタマゴサラダを挟んでみました。卵はコストコの卵を使用。あれ割と美味しいので好きなんです。
子供達はタマゴサラダ自体が嫌いなので一切食べません。妻と半分こしましたけど、これはパンの甘さとタマゴサラダの塩気がマッチして美味しいです。ただはっきりうと乃がみの食パンで作る意味は全くないです。乃がみの食パンの持ち味を全てなくしています。
これじゃダメだろうと最後に画策したのが次で紹介しています。
乃がみの食パンで作るコロッケサンド
まず使用したコロッケは
ヤマザキのまるでコロッケという商品。イオンで初めて見たので思わず購入してしまいました。このコロッケ自体はとても美味しい。100円ちょっとしましたけど、これ一つで満足できるレベルの製品でした。今月6月のおすすめ商品という事なので来月には消えるかもしれません。
これを具材として乃がみの食パンでサンドします。ただサンドしただけでは面白くないですし、コロッケもべっとりしているわけなので
コロッケも含めてヘルシオでトーストすることにしました。真ん中のコロッケも平たく言えば中身がコロッケの揚げパンみたいなものなのでパンです。気にせず一緒にトースト。
焼き上がりがこちら。4枚トースト設定を忘れたのでムラムラ。ですけど、パン自体はカリッとサクッとなっておりしっかりと焼き上げられています。コロッケもカリカリです。
他の方がどういうのかはわかりませんけど、トーストすると乃がみの食パンの良さは失われます。分厚く切って表面を焼くだけなら良いと思いますけど、写真のように1㎝くらいの厚さにするとカリカリなだけでしっとり感は皆無。持ち味を全て台無しにする行為です。
ぶっちゃけパンが縮むんですよ。乃がみの食パンはたくさんの水分を保有してしっとりし、甘さがあるものなので焼くとその水分が飛んで縮みます。カリッとサクッと美味しいとは思いますけど、別の乃がみの食パンでやらなくても良いよねって味です。
そんなわけでコロッケに中濃ソースを塗り、スライスチーズをのせてもう1枚のトーストでサンドして少し加圧。
それを半分にカットしたものがこちら。
一口食べてみると美味しいコロッケサンドです。耳もサックリとしていて美味しい。これはコロッケ好きの次男が喜んで食べました。中心のコロッケだけを。
長男は目もくれませんでした。一度気に入らないと絶対食べないので仕方ないですね。
乃がみの高級生食パンの総評
一言で表現しろと言われたらこう言います。
「800円払ったから美味しいと思いたい」
確かに1斤100円の大手さんのパンと比較して食べたらなら、誰でもこちらのパンがしっとりと柔らかく美味しいと答えると思います。ただ単体で食べてじっくり試してみた感覚としてはこのパンは他の味付けをした時点で持ち味を全て失います。それだけこの食パンに対してこだわりを持って作っているということでしょう。そのままで食べるのが一番、それ以外はあまりお勧めはしません。
新米の有名どころのお米をそのまま食べると美味しいですけどそういう次元に近いものです。このパンを食べたから今までの100円食パンが食べられないかというとそうでもないです。それはそれですし、これはこれなわけです。パン食における多様性には全く向いておらず、そのまま食べる、もしくは乃がみで売られているジャムと合わせる程度でしょう。
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