どうも、おくちでです。
ブログの更新が滞っていますけど、この漫画レビューだけは休まずに続けていきますよ!と、26巻をもう一度復習して27巻の発売日に挑みました。しかしこの5月15日ですけど、ドメカノだけでなくネクロマンス、カッコウの許嫁、東卍と欲しい漫画が固まっている発売日なのでさぁ大変という感じ。まぁ一番楽しみなのはカッコウの許嫁ですけどね。それはそれで頑張れたら書こうと思います。
26巻のあらすじ
相変わらず小説の書けないナツオ君は様々な出会いイベントをこなしていく中で別れたはずのルイと元鞘に戻ります。完全に当て馬状態のヒナ姉がかわいそうなんですけど、そこは姉らしく我慢という中で師匠である桃源先生が死にそうって事で駆けつけるナツオ君。そしてあっさり死ぬ桃源先生ですが、その穏やかな死に顔を見て先生の遺作を完成させようと再び筆を取ろうと思ったナツオ君でした。
27巻の内容
まぁ話自体は末期になっているので、色々とたたみ掛けている部分があります。その一つがナツオ君が再び小説を書くという事。これは26巻の最後で桃源先生が死んでいるのでそれを発端としてナツオ君が復活するのは既定路線でした。それ以外には復活する要素を作り出せなかったんでしょうかね?とは思うものの、桃源先生も生かし続けていたら扱いに困る所もあるのでこれで良かったのかも。
小説を再び書くためにヒナ姉は渾身のお手伝いをします。それはもう付きっきりという感じでして姉というよりは恋人といっても過言ではありません。その中でヒナ姉の母は「またナツオ君と一緒になっても良い」と口に出すのですが、今更何を言っているのだろうかと。ナツオ君とヒナ姉の関係がばれたのはナツオ君が高校生の頃だったので別れさせるのは必須みたいな感じでしたけど、2人とも成人したとなると今更縛り付けるのもどうかなという所。母としても苦痛の選択なのかもしれませんが子供の幸せを考えるという点においては普通の部分です。
ただ何が最悪かというと、この話の裏でルイは妊娠が発覚します。
もちろんナツオ君の子供であるのは間違いないのですが、結局そこしか進む道がなかったのかと情けなくなります。妊娠→結婚というスパイラルによってナツオ君はルイと本当の意味で一緒になるわけですけど、何年も続けた結果がこれってどうなのよ。
ちなみに流石先生によるとこんな具合。最初っから決めてたんですかね?ちなみに17巻辺りからとありますけど読み直すのも面倒なのでそのままです。
後はナツオ君とルイの結婚へと話が進む中、母親との衝突もありますけどあっさり解決。そして桃源先生の遺作を完成させたナツオ君は評価されまくりメディアに引っ張りだこ。かつては叩かれまくったナツオ君ですがようやく花咲いたという感じでしょうか。
復活の種部
そんな感じでナツオ君がメディアに出まくると、その家庭事情を暴露して一攫千金を得ようとする輩が出てきます。俗にいうパパラッチなわけですけど、ナツオ君もそのターゲットになります。そのパパラッチがまた無能そうなおっさんでして、実際に貼り付いていてもナツオ君とルイがただ学生結婚して幸せそうにしているところにしか出くわしません。ヒナ姉が若干かわいそうな部分も多々描かれていますけど、パパラッチ要素には当たりません。
そしてここで核弾頭級のネタを提供してくれるのが種部。そう、かつてはヒナ姉の婚約者候補として現れあっさり振られた後に逆上してヒナ姉を刺し殺そうとしてかばったナツオ君を刺して捕まった人。その後もナツオ君との接点がありましたけど、まさかここにきて再度の登場とは。私は前々から種部はまた現れると言っていましたけど、結局この手の使い方をしてくるとはなぁ。
おそらく種部の落としどころは、ナツオ君とヒナ姉の高校生当時の関係を暴露することだと思いますがというか、それしかないわけですが世間がそれを知って気持ち悪いなと思うくらいで終わるのかなという具合。クリエイティブな職種の方は私生活は秘匿されることでより神格化が進むわけですが、そこを生々しいエピソードで暴露することで人気を暴落させようというものでしょう。種部としては自分に振り向かなかったヒナ姉、勝手に刺されたナツオ君の2人を同時に粛清することが出来る唯一のチャンス。まさに逆襲の種部なわけです。まぁ雨降って地固まるというか、ナツオ君とルイの路線は決まっていると思うので、ヒナ姉がどうかなってしまうかな程度なのかな。
27巻の巻末の次巻予告にもばっちりありましたね。そして驚くの28巻で最終巻という所。ようやくこの惰性での買い物も次で終わりになりそうです。