【漫画完結】山田くんと七人の魔女の感想【吉河美希】

山田くんと七人の魔女漫画感想
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どうも、おくちでです。

子供のころから漫画はたくさん読んできましたけど、その中で自分が心を打たれて今でも大好きで仕方のない漫画がいくつかあります。そのうちの一つが今回感想を書く

山田くんと七人の魔女です。

週刊少年マガジンで2012年12号から2017年12号の間連載を付けていた同作品。単行本は全28巻と結構なボリュームになっています。この漫画はアニメ化もされていますけど5年も連載を続けた割には1期の12話のみ。まぁここは売り上げ等の問題もあるので仕方のない部分ですけど、アニメ化されてよかった部分がたくさんある作品でもありました。

丁度タイミングよく今はアニメの再放送がされていまして

作者の吉河美希先生がツイートしてくれていたりします。イラストがまた可愛いんだこれが。最近は毎週このツイートを楽しみに待っているくらいです。いいねの数を見るとわかるのですが、連載が終了して2年経過した今も大人気の作品です。

原作漫画は定期的に1~3巻がkindle電子書籍で無料にて配信されています。タイミングが合えばGEやドメカノ、ヤンメガ等も3巻まで無料で入手することが出来ますよ!

 

プライムビデオでは有料と無料を繰り返していますのでアクセスをして確認をしていただければと思います。

今回はアニメではなく原作漫画に関しての感想です。アニメ部分に該当する1~11巻くらいまでの内容はわかりやすいのですが、その後の12巻からはあっちへこっちへと話が飛ぶのでとても分かりにくかったりします。割と伏線が多めに貼られていたりしますので、その辺りも解説しながら感想を書いていこうと思います。

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山田くんと七人の魔女 1回目の儀式まで

儀式とは何ぞや?というのは後々説明になりますけど、まずは魔女と呼ばれるものはいったい何なのかというお話。

主人公の山田くんはある日学年1位の優等生の白石うららと一緒に階段から落ちます。この際に中身が入れ替わり山田くんは白石うららの姿、うららちゃんは山田くんの姿になってしまいます。この入れ替わりの原因がキスをしたという事。山田くんとキスをすると入れ替わってしまうという風に思われるのですが、実際は違い白石うららが魔女でありキスをすることで入れ替わりをしてしまう、「入れ替わりの魔女だったのです。」

事細かに説明をすると文字数が溢れすぎるので、箇条書きにしていきます。あくまでも興味を持っていただけたらなぁという考えで記事を作ることにします。

まず魔女、タイトルにもあるように7人とありますから7人の魔女がいます。

  • 白石 うらら…精神入れ替わり
  • 小田切 寧々…相手の心を虜にする
  • 大塚 芽子…テレパシーが出来る
  • 猿島 マリア…未来予知
  • 滝川 ノア…トラウマの過去を夢で見る
  • 飛鳥 美琴…自分を確認できなくさせる
  • 西園寺 リカ…7人すべての魔女を知った者の記憶を消す、すべての魔女を探知する

このうち西園寺リカを除く6人の魔女の能力の前には「キスをした相手の」がつきます。西園寺リカは7人目の魔女という事で少し特殊な立ち位置にいます。

最初は山田くんと白石うららがキスをすることで入れ替わり、それによりお互いの生活に少しずつ変化が出てきます。その関係を初めて疑うようになったのは宮村君という最後まで出てくる男性キャラクターなのですが、その3人が揃って超常現象研究部を発足させたところがこの漫画のスタートです。

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最初は魔女という言葉もなく、ただ入れ替わりができるという点を生かしての活動をしてきましたが、入れ替わり以外にも不思議な能力を持っている女の子と出会い、この朱雀高校には魔女の伝説があるという事を知っていきます。その過程で魔女との接触で山田くんが魔女とキスをすると、キスをした魔女の能力を山田くんがコピーできることに気が付きます。このコピーの能力を使って問題を解決したり、魔女の探索をしたり能力を探ったりしていくところがなかなか面白いんです。

おくちで
おくちで

この山田くんがコピー能力をなぜ持っているのかは最後まで明かされない部分だったのが残念。

魔女の能力はそれぞれが抱えている不満を解消させるもの

不満という一言で片づけるのはよくないかもしれませんが、基本的に魔女はランダムに選ばれており、選ばれた魔女たちは学校生活に何かしらの不満を持っています。その不満を解消させるための能力だったりするのですけど、白石うららに関しては少し意味合いが違うのですが、この内容を先に書いてしまうとネタバレどころの騒ぎじゃないので今は伏せておきます。

魔女たち大人しくしているものと、あからさまに問題行動を起こしているものとに分かれていますが、そういったことを生徒会が把握しており山田くん達超常現象研究部に解決するように依頼することがあります。その解決の仕方が前述した通り面白く、今までの漫画にないような発想と展開なので気に入っています。「キスという行為を軽くとらえすぎ」とお叱りの感想をよく目にすることもありますけど、そこに性的ないやらしさはないので割と健全に見たり読んだりできる内容だったりします。

この魔女たちの悩みを解決していく過程で山田くんは魔女たちに好意を持たれていきます。不思議なものでこの漫画に出てくる登場人物は男子、女子を問わず最終的にみんな山田くんの味方となっていきます。モブ的なキャラは例外になりますけど、こういう展開が自分が大好きになった理由になります。私は漫画のような創作物に関しては主人公絶対主義なので、主人公の邪魔をし過ぎたり、主人公を嫌いだったりし続けるキャラがいると読むのが面倒になるんですよ。やまじょにはそういう部分がなく、嫌いなキャラクターが1人もいない珍しい漫画になりました。

こういう漫画が他にもあるかな?と思い出してみると、自分が知っていて好きなものは

  • めぞん一刻
  • うる星やつら
  • らんま2分の1

おお、高橋留美子御大の作品しか思いつかなかった。この中だとうる星やらんまと系統が近い感じかな?ドタバタ的なラブコメって感じですね。

え?めぞんには三鷹さんがいて、うる星には面堂がいて、らんまには良牙がいるって?

おくちで
おくちで

あれはライバルだから

最低限そのくらいはいないと話がピリッとしませんし、最終的にはみんな認めてますからそういうのは納得できる部分なんですよ。なので好きなレベルが高まると同人作品が受け付けられなくなるので一切見てないですし検索もしてないです。やまじょに関しては山田くん×白石うらら以外は絶対に認めたくないですから。

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1回目の儀式

7人の魔女を集めて儀式を行うと一つだけ願いを叶えることが出来るという設定があるのですが、この儀式を行えるのは最高権限を持つ生徒会だけという感じになっています。基本的に7人の魔女を知った者は記憶を消去される上に、儀式を行う部屋は生徒会室からのみ行くことが出来るようになっていますから。

魔女の存在を知れば、何とか儀式の部屋に7人の魔女を集めることで儀式を行う可能性が出てしまうので7人目の魔女の西園寺リカがいるわけです。魔女に関しての記憶を消されたらまた1からやり直しになりますしね。

この記憶の消去はコピー能力を持つ山田くんと魔女殺しの玉木にはそのまま通用せず、自分たちのことを忘れ去られてしまうという展開になります。そこから何とかしてみんなの記憶を戻して、儀式を行うのがアニメの内容となります。

原作11巻半ばくらいまでのお話となりますが、アニメは尺的な関係で一部展開を変更していますので出てくるはずのキャラクターが出てこなかったりしますけど、ストーリー上は特に変更はないので単発的なキャラクターはちょっとそんな役割になっています。その割には単行本特装版付属するDVDで登場してきたりしますので、ファンの方なら見ておいて損はないかなと思います。

このやまじょ、この1回目の儀式のところまでは話が分かりやすく、今までにない漫画の内容となっていてとても面白いんです。ただここから始まる2回目の儀式に向けての展開が非常に難解になってしまうんですよね。

良く言えば、深く考えられている漫画ですけど、悪く言うと行き当たりばったりともいえる展開だったりします。

2回目の儀式まで

ここからが難解。宮村君が生徒会長になり、学園内での実権を確実なものとするために7人目の魔女を探すことになるのですが、7人目の魔女の引継ぎが行われないまま新しい魔女が誕生しているという状況。なのでまずは魔女探しから始まるわけです。

  • 清集院 桃子…入れ替わりの魔女
  • 紺野 つばさ…服従の魔女
  • 萌黄 ことり…読心の魔女
  • 姫川 そら…ロマンスの魔女
  • 筑紫 愛子…未来視の魔女
  • 菊池 アカネ…透明人間の魔女
  • 虹野 晴子…7人目の魔女

この7人を探していく段階でとある事実にたどり着くのですが、それがこの物語を複雑にしている上に、嫌う方が出てくる理由の一つになるかと思います。

新しく見つかった7人の魔女は元々存在していたという事実

これは山田くんが儀式において、この学園から魔女を消してくれと願ったわけですけどその消された魔女とは別に上記の魔女は元々存在していたという事です。

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7人目の魔女には他の魔女を感知する能力があるのですが、その能力を持っていた元7人目の魔女西園寺リカですらこの新たに見つかった7人の魔女の存在は知らなかったんです。この部分は都合よく解釈されるのですが、先にいた7人の魔女と能力を消された7人の魔女は別の勢力だったので感知できなかったという理由になっています。

おくちで
おくちで

ここまで書いておいてなんですけど、これ週間連載か単行本の発売ごとに感想書かないと説明するときに頭がごっちゃになりますわ。

このような意見が出る理由は、内容が薄い所と濃すぎるところがはっきり分かれていて、内容が薄い所の記憶がほぼなくなるからです。衝撃の事実の連続になりますので、後発のものほど記憶に残りやすくなってしまいます。なのでこの最初からいた7人の魔女は全体的に記憶に残りにくいんです。

 

この記事は随時追記をしていきます。

 

 

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