どうも、おくちでです。
今回のレビューは土鍋炊飯をする際に使用する土鍋です。
日本人ですからというわけではなく、自分の元々の考えで同じご飯を食べるならより美味しいご飯を食べたいという気持ちで試してみたところ、とても美味しく炊くことができました。土鍋炊飯と聞くと、少し敷居が高く難しいのでは?と思われる方もいらっしゃいますし、私自身もそう思っていましたから、この記事を読んで実は簡単なんだよと知っていただけたらと思って執筆をすることにしました。皆様のご参考になれば幸いです。
使用する土鍋
和平フレイズ 土鍋 ご飯鍋 3合 ガス火 電子レンジ 陶器 おもてなし和食 OR-7110
和平フレイズの土鍋です。この商品は1合炊きから3合炊きまでの3サイズが用意されています。ECサイトでも購入できますし、近場のホームセンターでも置いているところが結構あります。3合炊きで2000円ほどで購入が出来ますので、まず試してみるという点において安いというのは導入がしやすい部分となります。これが5000円となるとちょっと考えものですからね。
余談ですが、なぜか和平さんのHPにはこの商品が載っていません。
蓋は二重構造になっています。
この蓋が二重になっていることで保温性が高まり、お米を芯からふっくらと炊くことができるようになっています。なので中蓋が割れたりすると本来の力量が発揮できません。普段使いならまず割れたりはしませんが、落として割ると大変なので取り扱いには注意
私もそうだったのですが、土鍋炊飯を試してみたいという方が調べると気になる点があると思います。
土鍋の目止め処理は必要なのか?
目止め処理とは新品の土鍋にある目に見えない隙間をでんぷん質を入れて固める事。大まかにいうとこんな感じです。これをすることで隙間が埋まり、土鍋が長持ちします。
しかしこの目止め処理、調べるとやり方が複数あってどれが正しいの?という感じになります。そのやり方を調べていた段階で私が感じたこと。3つのやり方に対して意見を書いておきます。
- 米のとぎ汁で目止め → 意味ないとか書いてあるブログが割とある
- お粥を炊いて目止め → 食べたくないのにお粥炊くの?
- 片栗粉を使って目止め → 放置時間とかあって面倒なんですけど
これくらいやればいいのにと思いますけど、面倒なことには違いないです。それに到着したらすぐに使ってみたいという場合においてはとても不便。敷居が高く感じる1つの要素でもあります。
結論を書いておきますと、私は目止め処理はしていません。むしろ今回レビューしている和平フレイズの土鍋に関しては不要とまで思っています。絶対とは言いませんが、実際に使ってみてそう感じているからです。
各ポイントの解説
ここからは炊き上げまでの過程をポイントごとに区切って解説します。
ポイントその1 お米をザルで洗おう
土鍋に付属する説明書です。この土鍋は電子レンジでも炊くことができます。
ガスコンロでの炊飯の解説をします。
冷蔵庫で保管できる米びつ。蓋が計量カップになっていてとても使いやすいです。今回はここから3合分、ざるでお米を洗います。寒くても温水はダメです。水で洗いましょう。
3合分、洗い終わった状態です。ここでは水をしっかり切ります。金網に強く押し付けると米が割れてしまうので、優しくなでるように洗います。
このザルで洗うという事が一つ目のポイントです。研ぐではなく洗うという点もです。土鍋に入れて米研ぎをし、そのまま火にかけると土鍋が割れます。面倒でもザルでお米だけを洗い、ぬかを落とします。ぬかの落としすぎは良くないのでいつものお米研ぎと同じ感覚で仕上げてみてください。
洗ったお米はザルからボールにあげておきます。まだ土鍋に入れません。
ポイントその2 30分以上浸水させよう
土鍋炊飯の場合、この浸水が一番大事です。これができないと美味しいご飯は炊けません。
絶対に外せないポイントです。
説明書にあった規定量、今回は3合なので630ccの水を入れます。計量カップで測って入れましょう。水が少し濁っていますが、このくらいまで洗えていれば十分なので参考にしてください。
今回は冬場にブログ用の撮影をしましたので60分ほど浸水させました。写真だとわかりにくいですが、お米が真っ白になっています。
この過程はどうやっても時間短縮ができないので、料理をする際に一番最初に行い、浸水中に他の調理をすると効率よく作業ができるようになります。浸水しすぎに関しての問題はありませんのでご安心ください。長時間の浸水の場合には冷蔵庫で保管をしてください。
ポイントその3 加熱時間と蒸らしの時間を守ろう
浸水させたボールのお米と水をそのまま土鍋に移します。冷蔵保管をしていた場合も常温に戻す必要もなくそのまま移してください。
ここでは水を入れ替える必要もないですし、追加する必要もありません。その代わり浸水の段階で規定量を必ず入れるようにしてください。
3合なので中火で17分。三口コンロのご家庭の場合、最小のサイズのコンロの強火がこの土鍋でいう所の中火に当たります。写真は12分ほど加熱したところ。よーく見ると湯気が出ており、沸騰しているのがわかるかと思います。沸騰をしたらこの強火を中火にします。
そのまま残りの時間加熱をさせて火を止めます。
加熱後は15分間の蒸らしをします。これは合数関係なく15分です。この間に他のお料理の仕上げを始めて、15分後にはみんな食卓に座って食べられる準備をするとよいかと。お料理は段取りが命です。出来立ての熱々が美味しいですからね!
蒸らしの15分を終えて蓋を開けたところ。
綺麗に炊き上がりました。おこげは作っていませんが香ばしい香りが漂います。この加熱と蒸らしの時間を守ることが最後のポイントです。
蒸らしが終わったら全体を混ぜます。上下を入れ替えるようにざっくりと混ぜます。混ぜることで土鍋内のご飯の味を均一化させます。上中下で味が微妙に違うので大事なところ。
ほんの少しですがおこげができています。粒がしっかりとしており、お米の甘みと香ばしい香りが楽しめる土鍋ご飯です。
お米の品質をあげることも大事ですが、炊く道具を変える事でも十分に味の違いが出せます。炊き立てのご飯をそのまま冷凍した場合も味の違いがはっきりと分かります。なのでたくさん炊いて炊き立てをそのまま冷凍ストックにするのも有りです。
和平フレイズ 土鍋 ご飯鍋 3合 ガス火 電子レンジ 陶器 おもてなし和食 OR-7110
こんな道具があると便利
ちょっと余談的な話。今時はスマホもありますのでいらないかもしれませんがキッチンタイマーがあると色々捗ります。
写真はタニタのキッチンタイマー。直感的に使え、表示も大きくて便利。アラーム音がうるさいくらいに大きいのでお子さんが昼寝中だと起きてしまうかも。ですが他にあれこれ作業をしている時でもこの音の大きさなので気が付かないという事はありません。
もう一つは鍋敷きです。
土鍋炊飯で加熱後、蒸らしの時間がありますがその際にコンロに置きっぱなしではなく鍋敷きに移すと便利。蒸らしの時間を食卓で過ごすことでその場でご飯をお茶碗に移せます。写真にある鍋敷きはこの3合の土鍋にぴったりです。加熱直後に置きますので、鍋敷きの素材である木が焦げていますけど全然問題なく使えます。
まとめ
土鍋を使った炊飯は実際にやってみると難しい事ではないのですが、炊飯器の利便性の前にはどうしても負けてしまいます。しかし3つのポイントを守ることでいつも食べているお米の味が格段にアップするのは事実です。土鍋の種類はたくさんありますが、目止めもしなくてよくて頻繁な火加減調整や音で判断する必要もなく、簡単に土鍋炊飯を楽しむことができたのはこの和平フレイズの土鍋でした。大は小を兼ねますので、3合炊きのサイズがお勧めです。
この土鍋で他に作ってみたもの
良いものができたらその都度更新の予定です。
焼き秋刀魚の炊き込みご飯
焼いた秋刀魚を調味料を入れて炊くだけ。
お好みでネギを入れたり、みょうがを入れたりと薬味でも幅広く展開ができます。
炊き込む際にキノコを入れても美味しいですよ!秋の楽しみの一品です。
詳しいレシピはこちらから↓
豆ごはん
グリンピースの炊き込みご飯。先に豆を茹でたゆで汁で炊くのがポイント!
豆の色が違うのは一緒に炊いたものと、炊きあがった後に混ぜた物があるからです。
炊き込んでしまったほうが味は良くなるかな?見た目は後入れの方が鮮やかな緑になりますから、彩を気にされる場合は後入れにするとよいと思います。
豆ごはんはレシピ記事を用意しています
余談
タイガーの土鍋圧力IH炊飯器を買ってみました!
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